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【合格実績の裏側】福岡県公立御三家大躍進!~後編~

昨年3月の福岡県公立高校入試において、英進館では、「公立御三家」と呼ばれる福岡市内公立トップ高校(修猷館高校・福岡高校・筑紫丘高校)への合格者数が、過去最高となりました。

先日公開した前編では、大躍進に至った経緯や実際の取り組みについてご紹介。後編となる今回は、オンライン授業に切り替わった入試直前の様子や、先生方の今後の目標についてお話を伺います。 

▼前回の記事はこちら

(左から)
宮園 雅樹先生(教務本部)、井山 拓也先生(香椎本館)、柴田 和貴先生(春日本館)、中村 昌慈先生(西新本館)

オンライン授業を余儀なくされた本番1週間前

矢儀:過去最高の結果に終わった昨年の入試ですが、入試直前の生徒の様子はいかがでしたか?

柴田:昨年は入試直前1週間前から、感染症対策のため学校の授業が全てオンラインに切り替わりました。学校の動きに合わせて、英進館でもオンライン授業を行いましたが、生徒はとても不安だったと思います。
ただ、この条件は他の受験生も同じこと。この逆境を跳ね返すため、「オンラインだからできること」にこだわって授業を行いました。

矢儀:どのような工夫をしたのでしょうか?

柴田:例えば問題演習の時間。生徒が問題を解き教師が解説する、というのがいつもの流れですが、オンライン授業では教師が実際に問題を解く手元を画面に写し、それを生徒に見てもらいました。そうすることで、「ここでキーワードチェックするんだな」「この図形を用いて解くのか」といった学びに繋がります。

▲オンライン授業の様子

井山:そのほかには、重要単元ごとにオンラインルームを立ち上げ、苦手意識のある生徒に対して授業を行ったり、自由に参加できるオンライン自習室を開放したりしました。自宅学習を余儀なくされる中で、「一人きりで頑張っているのではない」と感じられるよう、職員同士話し合いながら進めていきました。

柴田:「いつもと変わらぬ授業」ではなく「いつも以上に良い授業」を行うことで、生徒の不安を払拭することが出来たように思います。

矢儀:最後まで生徒の気持ちが途切れないように工夫がなされてたのですね。授業以外ではどのようなフォローを行ったのでしょうか?

中村:入試本番前の最終授業日に「入試激励会」を行いました。例年、対面形式で実施していたこともあり、集まることの出来ない今回は開催しないという選択肢もありましたが、「これまで必死についてきてくれた生徒たちへ、感謝の言葉と最後の激励を送りたい」という教師全員の思いから、オンラインでの実施を決断しました。

▲過去に実施した入試激励会の様子。従来は対面形式で実施をしている。

とはいえ、目の前に生徒がいない激励会というのはこれまで経験がありませんから、我々も非常に不安がありました。教室には「入試激励会!」と書かれた横断幕を掲げていましたが、目の前に生徒はおらず、あるのはカメラ1台とパソコンのみ。少し異様な光景でしたね(笑)

時間になると生徒が一人、また一人と画面上に集まってきました。画面越しに生徒の顔を見ると、これまで努力してきた姿が自然と思い出されます。この代の生徒たちはコロナ禍の中で中学生活を過ごしてきましたから、「よくここまで頑張ったね」と、感慨深い気持ちになりました。会中、生徒は我々教師の言葉に一生懸命耳を傾けてくれていました。直接会うことは叶いませんでしたが、入試前日の緊迫感を感じられる良い場だったように思います。

また、オンライン開催という特徴を踏まえ、事前に保護者の方へも一緒にご参加いただくようお願いしていました。生徒だけでなく、これまで二人三脚で歩まれた保護者の方へも感謝と労いの気持ちを伝える場にしたかったからです。

矢儀:これも今までにはない取り組みの1つですね。なにか反響はありましたか?

中村:激励会終了後、保護者様から何件かお電話がありました。中には英進館の卒館生である保護者様からのご連絡も。「先生方の思いに感銘を受けました」「自分が15歳だった頃を思い出し、涙が出ました」といったありがたいお言葉の数々をいただきました。
オンラインでの実施に不安はありましたが、「こちらの思いがしっかり伝わったんだな」と非常に嬉しく思いましたね。

過去最高の、その先は…

矢儀:今年も公立高校入試が近づいてきました。今回の入試の目標や、今後の課題について教えてください。

柴田:300名合格は、昨年は「目指したい目標」でしたが、今は「目指せる目標」に変わりました。叶わなかった悔しさだけではなく、やってきたことが間違っていなかったという確かな手応えもありましたので、今年こそ達成したいと思っています。

宮園:昨年は、これまで英進館が目指したことのない300名という目標に、全教場が必死に挑んでくれました。そして、結果は過去最高の合格者数。今年は、昨年の大躍進を経て英進館のステージが1つ上がった状態です。ここで停滞することなく、さらなる飛躍に期待しています。

矢儀:今年こそ300名合格を達成したいという意気込みですね。おふたりはいかがですか?

井山:300名合格は大前提として達成すべき目標ですが、受験には不合格となる生徒がいるという事実も忘れてはいけません。受験者数を確保するということは、不合格の生徒を増やしてしまう危険を伴います。幸いにも、英進館では高い合格率を維持出来ていますが、まだまだ上げていく必要があります。合格者数と同様に合格率にもこだわることで、一人でも多くの生徒が笑顔で受験を終えられるはずです。
「300名合格を達成するのと同時に、合格率も上げていく」これが今後の目標ですね。

中村:公立トップ高校ともなると、やはり一定数の不合格者が出てしまいます。合格した生徒への喜びの気持ちは当然ありますが、それ以上に不合格になった生徒のことは頭から離れなくなるものです。「どうしてあの子が…」「あんなに頑張っていたのに合格させてあげられなかった」と、悔しく、やり切れない気持ちになるのです。これは、全教師同じ思いではないでしょうか。
「常に合格率100%」を目指せればよいのですが、受験の世界でそのような数字はありえませんから、まずは目の前の生徒が合格できるよう、引き続きフォローしていきます。そうすることで、多くの生徒を合格へと導くことができ、300名合格という目標も達成できるはずです。

また今回は「福岡県公立御三家」というテーマでしたが、我々は、高校受験に挑む全ての受験生へ同じ思い・同じ熱量で、最後まで生徒指導を行って参ります。一人でも多くの生徒が合格し、最高の笑顔が見れることを心から願っています。


今回は、福岡県公立御三家大躍進の裏側を前編・後編に分けてご紹介しました。

昨年の結果について感想を伺った際、過去最高の合格者数にも関わらず、悔しさを滲ませる先生方の表情が非常に印象的でした。この悔しさをバネに、先生方は今日も指導にあたっています。

一人でも多くの生徒が笑顔で受験を終えられますように…
勝負の公立高校入試まで、残り約1ヶ月です。

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