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【合格実績の裏側】福岡県公立御三家大躍進!~前編~

昨年3月の福岡県公立高校入試において、英進館では、「公立御三家」と呼ばれる福岡市内公立トップ高校(修猷館高校・福岡高校・筑紫丘高校)への合格者数が、過去最高となりました。

そこで今回は、実際に教場で生徒への指導にあたる先生方を中心に、その裏側についてのインタビューを実施。前編となる本記事では、大躍進に至った経緯や実際の取り組みについて伺いました。

(左から)
宮園 雅樹先生(教務本部)、井山 拓也先生(香椎本館)、柴田 和貴先生(春日本館)、中村 昌慈先生(西新本館)

公立御三家大躍進!そのきっかけは

矢儀:昨年、福岡県公立御三家の合格者数が過去最高となりました。この大躍進を果たしたきっかけや背景について教えてください。

宮園:実はここ15年ほど、福岡県公立高校入試の合格実績に関してはずっと停滞が続いていました。いろいろな取り組みを行いましたが、実績を伸ばすことには繋がらず。とうとう2021年度入試では、福岡高校の合格者数は前年から大きく数字を落とし、目標としていた合格者数にも到底及びませんでした。

(2021年度の入試結果→修猷館高校:239名 福岡高校:214名 筑紫丘高校:240名)


この結果を受け、本部では議論が繰り返されました。誰もが「次こそ過去最高の合格者数を目指し、一人でも多くの生徒を合格させたい。」という思いでしたが、「過去最高だけを目指していては、今の停滞がずっと続く。公立御三家は、今、ブレイクスルーを果たす必要がある。」という弊社社長の筒井俊英からの助言もあり、翌年の我々の大方針が決まりました。

それは「福岡県公立御三家、各学校で”300名”の合格者を出す」という、過去最高実績を大きく超えた、これまでの英進館では考えられない数字と目標でした。

矢儀:300名という数字に不安はありませんでしたか?

宮園:目標が決まった当初は私自身も「大丈夫かな…」という思いでした。実際にこの目標を初めて聞いた教師たちも、「そんな無茶な、、」と困惑したような雰囲気でしたね(笑)そもそも各学校の定員が400名~440名程度であることに加え、これまで英進館が目指したことのない数字でしたから、そう思うのも無理はありません。

ただ、英進館では過去に、久留米附設中入試において現状を打破し、一気にブレイクスルーを果たした経験がありました。

現在英進館は、久留米附設中の合格者数で2番手の塾に4倍以上の差をつける圧倒的No.1の実績だが、過去には2番手の塾から英進館の合格者数まであと数人、といったところまで迫られたことがあった。その状況に直面し、「このままではいけない!」と筒井社長を中心に社内全体が一念発起。そこから1年間、さまざまな対策を講じ、翌年には見事2番手の塾を大きく突き放し、圧倒的No.1となった。

筒井社長からあらためてそのお話を伺い、一気に全社員の気持ちが引き締まりました。「我々にも出来るはずだ、やってやるしかない!」と、”公立御三家300名合格”という大方針へ挑む覚悟が固まりました。

大方針を受けて教場では

矢儀:この方針を受け、各教場ではどのような取り組みを行ったのでしょうか?

井山:福岡地区の教場では、地区ごとにブロックを分けて運営をしているのですが、まずはそのブロックごとに職員会議が行われました。
私の所属する東ブロックでは、まず各教場ごとに、過去10年分の福岡高校の受験者・合格者推移のデータを確認。300名という数字が決して無謀ではなく、十分に目指していける数字であるという根拠を、実際に中3生の指導に入る教師たちに示しました。

こういった会議を3回ほど実施したのですが、特に7月に行った2回目の会議が今回の大躍進に大きな影響をもたらしたと考えています。

矢儀:どのような会議でしたか?

井山:7月の会議には、筒井社長が飛び入りで参加されました。重要なのは「生徒が自主的に頑張り続けることのできる仕組みづくり」であることを、過去の久留米附設中でのブレイクスルーを例にお話いただいたのです。このお話を受け、その場にいた全員が「今のままでは生徒が頑張り続けられる仕組みにはならない」と焦りを感じました。

そして翌日すぐに、再度緊急会議を開くことに。そこで、夏休みの生徒の学習管理や授業方法などを一から練り直しました。ここが起点となり、より生徒が合格に向けて頑張れる環境が作れましたし、なにより我々教師の目標達成への意識が改めて強固なものとなったと実感しています。

矢儀:「生徒が自主的に頑張り続けることのできる仕組みづくり」が大切なのですね。

柴田:その仕組み作りとして、南ブロックでは目標意識を持たせることに重きを置いていました。
例えば、「6月は定期考査で良い成績を取る」「定期考査が終わったら夏休みの教材を早急に終わらせる」といった短期スパンでの目標です。
受験生は夏休みからが勝負!とよく言いますが、それをさせては去年と同じことの繰り返し。そのため、昨年は特に「夏休みからではなく1学期末の定期考査終了時点から、もう勝負が始まっているんだよ」ということを生徒に意識させるようにしました。

夏休み期間中は、前日の授業内容を確認するテストを毎日実施。テスト結果や受験への意識が下がりつつある生徒は個別にフォローし、最後まで頑張れるようサポートに徹しました。

宮園:この夏休みのテスト結果は、教場だけで管理するのではなく、ブロック全体で共有。他教場の先生から、「〇〇校の〇〇さんは授業の復習ができていますか?」といったような細やかな確認が入るのです。教場を超えて、ブロック全体が生徒一人ひとりの状況を細部まで把握している、というのはなかなか出来ないことです。この取り組みを知ったとき、「全社員が本気で300名合格へ挑んでくれているんだ」と、とても頼もしく思いました。

中村:どのブロックも「生徒が自主的に頑張り続けることのできる仕組みを作り、昨年よりスピード感をもって進めていく」という意識を強く持ち、目標達成を目指していきました。

結果は「悔しい過去最高」

矢儀:最終的には、3校ともに前年を大きく超える合格者数となりました。

柴田:合格者数を伸ばした点は喜ばしい結果ですが…とにかく悔しかったです。あくまで我々は300名合格を本気で目指していたので。嬉しいという感情はなかなか出てきませんでした。

中村:こんなに良い結果なのに、なぜか喜べなかった。ただ、生徒たちは本当によくやってくれたと思います。我々を信じて最後まで突き進んでくれたからこそのこの結果です。

宮園:合格発表後、どこの教場に電話をしても、返ってくるのは「悔しいです。」という言葉でした。本気で目標達成を目指していたからこそ出てくる感想です。

矢儀:先生方がどれほど本気で挑んでいたかが伝わってきます。ただ3校ともに過去最高の合格者数というのは、本当にすごい結果ですね。

中村:合格者数もそうですが、占有率も注目すべき点です。占有率というと少しわかりにくいですが、1クラスあたりの人数にして考えてみると、いかに驚異的な数字であるかがよくわかります。
例えば修猷館高校は、定員440名のうち英進館からの合格者は293名。1クラスの人数が40名前後だとすると、単純計算で1クラスあたり26~27名が英進館で学んできた生徒ということになります。

矢儀:クラスの半分以上が英進館生ということですね。すごい数字です。そのほかに印象的だったことはありましたか?

井山:合格率の高さでしょうか。福岡高校を例にすると、一般入試で受験した英進館生の合格率は約62%。英進館以外の生徒の合格率は45%ほどでしたので、ここに約17%もの差があります。学校の授業内容から出題される公立高校入試問題において、これだけ合格率に差がつくことは普通ではありえません。この数字から英進館生がいかに徹底した入試対策をしているかがわかると思います。

矢儀:様々な部分で飛躍した結果となったのですね。目標達成はならずも、次に繋がる結果だったように感じられます。

宮園:悔しさもありましたが、全社員が本気で”公立御三家300名合格”へ挑んでいたことがまずは嬉しかったですし、我々はまだ上を目指せるんだ!という確かな自信も生まれました。
英進館はまた一つ上のステージへ上がった、そんな実感がありましたね。


後編では、オンライン授業が中心となった入試直前のお話や、先生方の今後の目標についてご紹介します。
近日公開です。どうぞお楽しみに。


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