見出し画像

【大学受験も英進館】高卒本科コースの奮闘

英進館には、予備校部門の「高卒本科コース」があるのをご存知ですか?

東大・京大・九大・国公立医学部医学科などの難関大学・学部に、毎年在籍生の4割〜過半数が合格しており、その高い合格実績と最高の学習環境を求め、九州一円から大学受験を控えた高卒生が集います。

今回は、高卒本科コースでも教鞭を執る天神高等部・竹内先生より、大学受験の現状と、高卒本科コースの奮闘ぶりを紹介いたします。

▼竹内先生の前回記事はこちら


【大学受験も英進館】高卒本科コースの奮闘

浪人生の減少

大学受験が、中学受験や高校受験と大きく異なる点のひとつとして、第一志望校に合格するためにもう一年頑張る、いわゆる「浪人」という選択肢が一般的であることが挙げられます。

その浪人生、近年大きく減少しています。

現在高校生の子どもを持つ親御さんの中には、1990年代に大学入試を経験したという方も多いのではないでしょうか。その90年代において、浪人生は毎年20万人以上いました。2024年現在は…どれくらいだと思いますか?

約5万人です。約4分の1になりました。この間の18歳人口の減少(30年で約3分の2になっています)を考慮に入れても、激減していることがおわかりになるでしょう。

その背景は、先述の18歳人口の減少に加え、大学増加による定員増、の2点におおよそ集約されるでしょう。「大学全入時代」という言葉が登場して久しいですが、実際に、受験生が「選ばなければ必ず大学入学を果たせる」時代はすぐそこまできています。

現役生と高卒生

このような時代において、あえてもう一年頑張って初志貫徹、第一志望大学合格を目指すという高卒生たち。彼らは現役生にない強みと、現役生にない悩みを抱えています。

前者はもちろん、1年多く受験勉強をしていることによる蓄積と、入試本番を経験していることです。

後者は、人により様々ですが、受験勉強のマンネリ化、現役合格した同級生と自己の生活の比較による葛藤、などが例としてあげられます。

高卒本科コース

英進館は、現役時に惜しくも涙を飲んだ生徒のための「高卒本科コース」で、雪辱のためのサポートを行っています。場所は天神2号館5階の「本科ブース」です。ここは高卒生専用のエリアで、映像授業受講用のPCが常備された、個別学習ブースが100あります。

▲高卒本科コースの個別学習ブース 
詳しくはこちら>>

高卒生の一日

高卒本科コース在籍の浪人生は、朝9時厳守で天神2号館に登校します。9時の朝礼に間に合わなければ、必ず教師から連絡が入ります。現役時同様の、朝型の生活を維持するためには自己管理とともに他者(教師)のサポートも必要です。これら生活面を含めたサポート、いわゆる担任指導も、授業を担当する教師が行います。

午前中、対面授業に加え映像授業(東進衛星予備校)でみっちり勉強した後は、昼休み。つかの間の休息ですが、天神2号館のまわりには、食事をとる(買う)場所がたくさんあるうえ、警固公園や天神中央公園といった憩いの場もあります。食事に加え、軽い運動をする生徒もいます。

▲実際の食事休憩の様子

午後は再び机に向かいます。どうしても眠くなりやすい昼食後は、受験生にとって「魔の時間帯」。しかし、5階に常駐する教師、スタッフが目を光らせ、時には声をかけ、睡魔に負けない空気をつくってくれます。

午後5時半に終礼、6時以降は下校可能ですが、多くの生徒がそれ以降も残っています。「本科ブース」が閉まる午後9時半まで残っていく生徒も珍しくありません。

勉強は校舎で完結させ、家ではしっかり寝るだけ。専用の個別ブースがあり、教材など勉強道具を持って帰る必要がないため、そんな生活を送る生徒もいます。

高卒本科コースの奮闘

先述した、現役生と高卒生の大きな違いのひとつとして、教師と接する時間の長さもあげられます。現役生にとって、高等部の教師はあくまで「“塾の”先生」ですが、高卒生にとっては、「塾の」という限定がない、大きな存在です。

浪人生活の中では、勉強面、生活面で大きな悩みを抱える生徒も珍しくありません。そんなときに相談できるのは、ご家族を除けばやはり高卒本科コースの教師です。

各教科・科目の授業を担当するとともに、ときには優しく、ときには厳しく、先述のように、生徒の生活面・精神面もサポートするのが、高卒本科コース教師の役割です。

手厚い指導の確保のため、また、ブースの数に限りがあるため、高卒本科コースは定員制を採っています。そして2023年は、コロナ明けということもあり大幅に増員しました。現在、80名以上の生徒が、第一志望に向け奮闘しております。

この記事を執筆しているのは、大学受験生にとっての最初の関門である共通テストまで1ヶ月という、正念場とも言える時期です。この記事が出ている頃には、大学の個別(二次)試験に向け、高卒本科生とわれわれ教師陣が、ともに全力を尽くしていることでしょう。史上最大規模となった、英進館高卒本科コースの受験生が、史上最高の結果を残すことを祈念しつつ、筆を置きたいと思います。

▲授業中の竹内先生


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!